Unveiling the Magic Behind Augumenta’s AR accuracy: Camera Calibration in Smartglasses
Introducing camera calibration and its importance in high-accuracy augmented reality
パンデミック禍でもガーナやザンビアの研修員に継続的に遠隔研修を行う日本人専門家に対し、 遠隔支援ソリューションを提供するフィンランド・ソフトウェア企業Augumenta社が協力
2021年6月、フィンランド・オウル市に所在するAugumenta(オーグメンタ)社は、国際協力機構JICA(Japan International Cooperation Agency/ジャイカ)と共働するアフリカの医療および農業研修員向け技術研修プログラムを支援するために、ソフトウェアとシステムインテグレーションサービスの提供を行いました。研修向けソリューションとしてカメラを搭載したスマートグラスAugumenta SmartEyes(オーグメンタ・スマートアイ)を導入し、アフリカの現場作業員がそれを着用することで日本国内にいる日本人専門家と繋がり、リアルタイムで現場状況を見極め指示を与え、サポートすることを実現させています。
独立行政法人国際協力機構(JICA/ジャイカ)は、日本の政府開発援助(ODA)を一元的に行う実施機関として、開発途上国への国際協力(技術協力)を行っています。世界中に100近いオフィスがあり、多数のプログラムを通して世界に広がる人的ネットワークと協力しており、プログラム例として、医療、産業、農業などの分野における開発途上国の研修員を対象に技術研修を提供しています。
新型コロナウィルス(COVID-19)パンデミック前は、JICAでは日本と開発途上国との間で、何千人もの研修員に対して実地研修を行ってきました。昨秋JICAは、パンデミックによる渡航規制がある中でも研修プログラムを継続させるための解決策(ソリューション)を見つけることを目的とした、提案書の募集を開始しました。
オーグメンタ・スマートアイソリューションはJICAが設けた基準に合致し、24の提案書の中から選ばれました。特にコミュニケーションソリューションは必要性が高く、弊社スマートアイは以下の重要項目を満たしています。
1. ネットワーク状況の変化に対しての安定性
2. 作業中の研修員とコミュニケーションができる
3. 対象物に対して優れた視界を与える(従来のウェブカメラでは不十分なため)
4. 専門的な技術は不要であること
5. JICAのニーズに基づいたカスタマイズが可能
スマートグラスをかけた現場作業員が見ている対象物を、ビデオ通話によりリアルタイムで日本にいる専門家も見ることができるので、作業員が目の前で見ているものを詳細に知ることができます。加えて固定カメラでは、専門家が現場一帯を広範囲に見ることに役立ちます。この一体型ソリューションは、認証、暗号化、クラウドへのストリーミング通信を処理しています。すなわち、コミュニケーションを確立するためにユーザーはシステムの電源を入れるだけです。
Augumentaは、必要なソフトウェア、ハードウェア、サポートサービス、そして稲作、感染症予防分野におけるガーナやザンビアにある3つの機関と行う初期段階でのフィールドテストのコーディネーション、といったトータルソリューションを提供しています。また弊社は、スマートグラス製造企業Iristick(イリスティック)社とも密接に協力しています。Iristick社は開発途上国で行われている様々なNGOプロジェクトで、遠隔アシスタントに関する豊富な経験を持っています。
JICA代表者は次のように述べています。「2019年の第7回アフリカ開発会議(7th Tokyo International Conference on African Development: TICAD7)は、“アフリカに躍進を!ひと、技術、イノベーションで。”というテーマのもとに開催されました。第8回アフリカ開発会議(TICAD8)は2022年にチュニジアで開催し、イノベーションの推進が提唱されます。これを受けてJICAは、アフリカが直面している開発課題を解決するために技術協力プロジェクトや技術専門家達と協力して、科学技術イノベーション(STI)の適用性について調査を行っています。またSDGs(持続可能な開発目標)を達成するために、2019年より“アフリカオープンイノベーションチャレンジ”を開始しました。私共はAugumenta社との協働を楽しみにしておりますし、この連携を通して革新的なソリューションが推進されることを期待しています。」
Augumenta社代表取締役および共同設立者Tero Aaltonen(テロ・アアルトネン)は次のように述べています。「新型コロナウィルスCOVID-19による遠隔連携課題において、JICAと協力できることをとても嬉しく思っています。弊社のスマートアイ製品は、遠隔にある対象物の総合的な視点を専門家達に与えるように設計されています。これにより研究室内、製造フロアや現場にある固定装置であれ本題について正確なガイダンスを迅速に伝えることができます。Iristick社と共に、困難な状況でも安定し短期間で習得できるソリューションをお届けしたいと思っています。」
Iristick社取締役会会長Steven Serneels(スティーブン・サーニールズ)は次のように述べています。「創業初期から、スマートグラスは社会の不足を対処し、開発途上国の最前線で働く現場作業員が専門家支援へアクセスできるツールになると思っていました。そういった経緯もあり、Augumenta社とチームを組み彼らのソリューションを支援するこのプロジェクトで、JICAと連携できることをとても嬉しく思っています。このパンデミックで、遠隔アシスタントを実現するスマートグラスの利用は加速しています。このようにJICA研修プロジェクトを継続させることができているのは、Iristick社スマートグラスとAugumenta社リモートアシスタントソリューションの融合によるものだと思っています。」
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